シローラクレイホワイトニングを徹底解析!どんな人におすすめ?

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

みなさんはシローラクレイホワイトニングという歯磨き粉を知っていますか??

ホワイトニングと口臭ケアのための歯磨き粉で、パッケージもオシャレで人気のある製品です。

4種のフレーバーを採用していますが、どれも魅力的なものを使っています。

この記事では、そんなシローラクレイホワイトニングの成分や特徴についてまとめています。

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シローラクレイホワイトニングとは

シローラクレイホワイトニングは、株式会社AHBCが発売しているホワイトニングと口臭ケアのための歯磨き粉となります。

化粧品歯磨きとなりますので、有効成分(薬用成分)は配合されていません。

とにかくパッケージがオシャレで、「気分の上がるパッケージで、毎日が楽しくなる洗面台」から、歯磨きを楽しんでもらえるように考えられています。

そのため、香料も4種類ありますが、どれも女性が好むようなものです。

❑ ベリーミント:気分転換していときに

❑ レモンミント:朝におすすめ

❑ ジャスミンミント:夜におすすめ

❑ アップルカモミールミント:リフレッシュしたいときに

おすすめの使用タイミングもあるようです。

気分転換とリフレッシュは似ている気もしますが!笑

私は使用感はアップルカモミールミントが好みです。

シローラクレイホワイトニングの成分解説

それではそれぞれの成分を見ていきましょう!

(見やすいようの成分の順番を入れ替えてます)

清掃剤

カオリン:粘土鉱物で、中国の高嶺という名前に由来しています。クレンジングなどでもよく使われており、スクラブ効果・汚れ落とし効果があります。シローラクレイホワイトニングにはカオリンがかなりの量配合されています。

シリカ:無水ケイ酸や含水ケイ酸の化粧品名称で、種類によって増粘効果や清掃効果があります。

ヒドロキシアパタイト・パール:真珠層由来のハイドロキシアパタイトで、歯の修復作用があります。歯の表面(エナメル層)の97%はこのハイドロキシアパタイトで、補填することができます。

湿潤剤

ソルビトール:若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

グリセリン:若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液:セイヨウナシの果汁を乳酸桿菌で発酵させたエキスです。アミノ酸などが豊富に含まれています。

チャ葉エキス:お茶の葉から得られたエキスで、口臭予防効果が期待できます。

カミツレ花エキス:ジャーマンカモミールの花から得られたエキスです。

セージ葉エキス:セージの葉から得られたエキスです。

シャクヤク根エキス:シャクヤクの根から得られたエキスです。エキスは、ものによっては抗炎症効果などもありますが、配合量が少ないため、効果は期待できないことが多いです。イメージ原料として配合することが多いですね。

溶剤

水:医薬部外品では、精製水という成分名になります。実はこの精製水は、配合していても表示しなくて良いんです。

エタノール:よくアルコールと呼ばれるのが、このエタノールです。配合量が多いとお酒っぽい味がします。さっぱり感を出したり、水に溶けなく、油に溶けるものを溶解する時に使います。

BG:1,3-ブチレングリコールのことで、化粧品にも使われている成分です。若干のとろみがあり、製剤に潤いを与えます。少し苦味があります。

粘結剤

セルロースガム:医薬部外品ではカルボキシメチルセルロースナトリウムと呼ばれております。アニオン系の粘結剤で、キサンタンガムやカラギーナンなどと比べると安価な粘結剤です。グレードによって、製剤の硬さや色に影響があります。

発泡剤

ラウロイルメチルタウリンNa:アニオン性界面活性剤で、よく泡立つ成分です。

ラウロイルグルタミン酸Na:アニオン性界面活性剤で、アミノ酸系界面活性剤にも分類されます。やさしい泡立ちがあります。

pH調整剤

炭酸水素Na:よく重曹と言われるのが、この成分です。重曹は汚れ落ちがよく、磨き終わりのさっぱり感があります。

三リン酸5Na:ポリリン酸ナトリウムのことで、歯表面の汚れをキレート作用で落とし、歯をコーティングし、汚れをつきにくくします。美白効果を得たい場合は、必須の成分となります。ただ、この歯磨き粉には、美白効果が見込めるほどの量は配合されていません。

クエン酸Na:製剤のpHを調整するための原料で、クエン酸ナトリウム自体はpH8付近と、中性〜弱アルカリ性になります。

香味剤

レモン果皮油:レモンの皮から得られた精油です。

レモングラス油:レモングラスの葉から得られた精油で、レモンのような香りがします。

ユーカリ葉油:ユーカリの葉から得られたエキスです。

ローズマリー葉油:ローズマリーの葉から得られたエキスです。

チョウジ葉油:チョウジの別名はクローブで、グローブの葉から得られた精油となります。

タチジャコウソウ油:一般的にタイムと呼ばれており、香辛料としてよく使われています。そのタイムから得られた精油となります。

メントール:冷涼感のある成分で、1%まで配合できます。量が増えるほど辛くなります。

増粘剤

ベントナイト:火山噴火によって堆積した火山灰などから時間をかけて生成された岩石です。主成分がモンモリロナイトで、よく水を吸うことから、製剤を硬めたり、やさしく汚れを落とす効果もあります。

甘味剤

キシリトール:ガムで有名な歯に良い甘味剤ですね。甘み自体はそこまでなく、イメージを良くするために配合することがあります。

サッカリンNa:合成甘味料で、ごく少量で甘みを出す事が出来ます。昔は発がん性を疑われてましたが、完全に否定されています。

可溶化剤

PEG-60水添ヒマシ油:医薬部外品ではポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と呼ばれ、可溶化(油と水をなじませる)するために、よく配合される成分です。可溶化の性能がよく、油の分離を抑えてくれます。

防腐剤

フェノキシエタノール:化粧品で保存剤・防腐剤としてよく使う成分で、殺菌効果があります。歯磨き粉では、配合上限が決められており、かなり苦味のある成分です。

着香剤

香料:歯磨き粉では、1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、シローラクレイホワイトニングでは「ベリーミント」、「レモンミント」、「ジャスミンミント」、「アップルカモミールミント」などが使われてます。

着色剤

酸化チタン:原料自体が白色で、少量入れただけでも、歯磨き粉を白くします。そのため、色の変色を抑えることから、安定剤と言われています。

黄4:黄色4号の化粧品表示名称で、歯磨き粉に使用可能な黄色の色素となります。歯磨き粉の特徴的な色の要素です。

シローラクレイホワイトニングの特徴

シローラクレイホワイトニングの特徴は、高配合のカオリンと炭酸水素ナトリウムによる汚れ落とし効果です。

歯に残る汚れは口臭の原因になりますので、きれいに落とすことが重要です。

また、三リン酸5Na(ポリリン酸ナトリウム)が汚れをキレート効果で落とすうえに、歯の表面にくっついてコーティングすることで、汚れがつきにくくなります。

そのため、シローラクレイホワイトニングには次のかたにおすすめです。

❑ ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使いたい。

❑ 洗面台等をオシャレに見せたい。

❑ 汚れをしっかりと落として、サッパリしたい。