歯磨きで歯は白くなるの?おすすめの歯磨き剤や成分について解説します!

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

美白ケアを謳った歯磨き粉がありますが、本当に効果があるのか?気になりませんか?

今日は美白ケアの歯磨き粉について解説していきたいと思います。

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日本の歯磨き粉

実は日本の歯磨き粉と海外の歯磨き粉では美白効果の性能が大きく異なります。

その理由は、海外では過酸化水素を配合することができますが、日本では過酸化水素を配合することができないからです。

過酸化水素は歯医者などでホワイトニングの成分として使われており、歯を白くする効果はかなり期待ができます(ただ刺激も強いです)。

しかし、過酸化水素を配合した歯磨き粉は海外で販売しているものしかありません

そのため、日本の歯磨き粉は海外の過酸化水素を配合した歯磨き粉より美白性能は劣ってしまいます

ただし、歯の本来の白さへ近づけて維持することはできますので、歯の黄ばみが気になるかたやホワイトニング後の白さを長く維持していきたいというかたは、下記の成分を配合している歯磨き粉を探してみて下さい。

美白効果が期待できる原料

❑ ポリリン酸ナトリウム

❑ メタリン酸ナトリウム

ポリリン酸ナトリウムとメタリン酸ナトリウムは、リン酸のキレート作用(金属イオンを封鎖する作用)があるため、

❑ 歯の表面の汚れを浮かす

❑ 歯のカルシウムにイオン結合し、歯をコーティング

することで歯を白くするだけでなく、汚れの付着まで抑制することができます。

ただし、配合量は0.5%以上が効果があり、他成分による美白機能の阻害もありますので、ただ入っているだけでは効果がない可能性もあります。

上記の原料以外でも美白試験を行っておりましたが、なかなか同じような効果が得られる成分は見つかってないのが現状です。

リン酸系の原料は化学的な美白機能となりますが、その他には付着している汚れを物理的に落とす方法もあります。

歯磨き粉に配合されている無水ケイ酸や含水ケイ酸などの清掃剤で汚れを落とすことです。

こちらはリン酸系の原料ほど効果が見込まれないことや、研磨性が高いと歯茎へのダメージの心配があるため、おすすめ度としましてはリン酸系の原料ほど高くはありません。

まとめ

歯の美白について気になる方は、海外の過酸化水素が配合された歯磨き粉やポリリン酸ナトリウムかメタリン酸ナトリウムを配合した歯磨き粉を使ってみて下さい。

また、知覚過敏になる可能性もありますが、歯医者等でホワイトニングするとかなり白い歯に近づけます。

※過酸化水素は歯茎への影響や知覚過敏になる可能性もありますので、心配なかたはリン酸系の原料を配合した歯磨き粉にしましょう。