こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!
今日は歯周病とその対策について書きたいと思います。
歯周病という名前自体は良く聞くと思いますが、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
歯周病の説明から、おすすめの対策法も記載します!
歯周病とは
みなさん世界で一番患者数の多い病気って知ってますか?
タイトルからも分かる通り「歯周病」なんです!こちらはギネスブックにも載ってますので見てみて下さい。
歯周病は段階によって名前があり、初期段階を「歯肉炎」、悪化していくと「歯周炎」と呼ばれます。
この歯肉炎と歯周炎をまとめて歯周病と呼びます。
歯周病は唾液感染する細菌によって引き起こされ、どんどん増殖していきます。
そして下記のように悪化していきます。
① 歯と歯茎の間にへばりつき、細胞に侵入することで歯茎が炎症し、腫れたり、出血します。
② 炎症が進み、歯と歯茎の隙間が出来てきます。
③ 歯肉だけではなく、歯を支えている骨まで溶け始めます。
④ 最終的に支える骨がなくなり、歯が抜けてしまいます。
ざっくりと①~②が歯肉炎、③~④が歯周炎となり、処置をしないと歯が抜けてしまう恐ろしい病気なのです。
そのため、歯周病学会など歯周病専門の学会もあります。
よく歯茎から血が出るってかたは軽度の歯周病の可能性が高いです。
歯周病と全身疾患の関係について
昨今、歯周病学会などで歯周病になった人が全身への疾患へと繋がるというデータが挙げられています。
口腔内で増殖した歯周病細菌が血管等に移行し、全身にまわることもあるためです。
こんな症状があったら歯周病?
❑ 歯を磨くたび出血がある。
❑ 歯茎がぶよぶよした感じがある(黒ずんで見える)。
❑ 物を噛むとき痛みを感じる。
❑ 歯茎にかゆみを感じる。
歯周病対策
歯周病の対策としましては、歯周病菌の定着を抑えることと繁殖を抑えることが第一。
そのためには、汚れの付着を抑えることが大事です。
そこでおすすめなのが、
① 電動歯ブラシ
② デンタルフロス
そして3カ月おきにプロに清掃してもらうと、虫歯もあわせて抑えることができます。
また、歯周病向けの歯磨き粉も出ておりますので、あわせて使用すると良いでしょう。
歯周病向け歯磨き粉
私が一番おすすめの歯磨き粉はクリーンデンタルシリーズです。
人気があるのは赤色のトータルケアとなります。
有効成分の塩化ナトリウム(塩)の味が強く、最初は違和感を感じるかたが多いですが、「使用後のさっぱり感がクセになる」とヘビーユーザーが多い製品です。
トータルケア以外には、口臭ケア、くすみケア、しみないケア、無研磨、プレミアムがあります。
それぞれトータルケアに特徴成分をプラスし、香料を変えてあります。
私がこのシリーズをおすすめする理由は下記となります。
① 発泡剤で使用しているラウリル硫酸ナトリウム、有効成分の塩化セチルピリジニウム、イソプロピルメチルフェノールが殺菌効果がある。
② 有効成分のβ-グリチルレチン酸が抗炎症作用がある。
③ フッ素を1400ppmと高配合のため、虫歯予防の効果が高い。
④ 塩化ナトリウムが高配合で引き締め感がある。
⑤ 炭酸水素ナトリウム(重曹)の洗浄効果が高い。
⑥ 使用後のさっぱり感がクセになる。
① 味が嫌いな人は嫌い。(1週間くらい使ってそれでもさっぱり感が合わないようでしたら止めましょう)
② 若干価格が高い。
クリーンデンタルの味がどうにも慣れないというかたは、Systema SP-Tジェルをおすすめします。
① 歯茎の活性化成分のトコフェロール酢酸エステル、歯肉の炎症抑制作用をもつβ-グリチルレチン酸を配合。
② 歯肉の炎症・出血を防ぐトラネキサム酸を配合。
③ 殺菌成分としてラウロイルサルコシンナトリウムとイソプロピルメチルフェノールを配合。
④ フッ素であるフッ化ナトリウムを1450ppm配合。
⑤ ジェルタイプで研磨性が低く、優しくじっくり磨けます。
① 泡立ちが少ないため、泡立ちが欲しいかたは物足りないかも。
② 味が一種類しかないため、選べない。
③ 若干価格が高い。
ここまで特徴を挙げれる歯磨き粉はなかなかないと思います!
是非、これらの道具を活用して健康なオーラルを目指しましょう。