こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!
みなさん根面う蝕って知ってますか?
昔は根面う蝕という言葉はあまり言われなかったのですが、最近よく耳にする言葉となりました。
これは高齢者の残存歯が増えたことによる影響とも言えます。
根面う蝕も普通のう蝕(虫歯)と同様に、歯がなくなってしまうリスクがあります。
しっかりとケアをし、根面う蝕にならないようにしましょう!
根面う蝕とは
根面う蝕とは、歯の根本の象牙質にう蝕(虫歯)が出来ることを言います。
虫歯は口腔内の菌が糖などの栄養を得ることで、酸を出し、歯が溶けることでなります。
この根面う蝕は根本が露出しているとなりやすく、歳を重ねる毎に歯茎が下がりやすくなります。
そのため、高齢者の残存歯が増えてきたことにあわせて増えてきた問題とも言えます。
根面う蝕の原因
根面う蝕の原因としましては、大きく2つとなります。
歯と歯茎の隙間汚れ
一つ目は、歯と歯茎の隙間汚れとなります。
歯と歯茎との間には隙間があります。
健康的な歯茎では、大体1~2mm程度の溝となりますが、歯周病になりますとこの隙間が広がり歯が抜てしまいます。
健康的な歯茎でも1~2mm程度の隙間はあり、しっかりとケアをしないとその隙間にも汚れは溜まります。
汚れを落とせずに放置しますと、そこから虫歯(根面う蝕)に繋がります。
歯茎下がり
二つ目は、歯茎下がりにより歯の根面が露出して、清掃不足により虫歯となるケースです。
歯茎が下がる要因としましては、強いブラッシングや歯周病が挙げられます。
そのため、下記のページで歯周病について理解し、しっかりとケアをしましょう。
根面う蝕の対策
根面う蝕の対策としましては、下記となります。
❑ 毎日のオーラルケアでしっかり汚れを落とす。
❑ 定期的にスケーリングしてもらう。
❑ 歯周病対策を行う。
❑ 力を入れすぎたブラッシングを改善する。
まず、毎日のオーラルケアでしっかりと汚れを落としましょう。
電動歯ブラシは、歯の隙間の汚れも落としやすいため、この記事を参考にしてみて下さい。
力を入れすぎたブラッシングもあわせて改善できます!
また、個人でのケアには限りがありますので、定期的(最低3カ月に1回)にプロの清掃を受けることをおすすめします。
歯茎は年齢を重ねるごとに下がりやすくなりますので、この内容を実施していきましょう!