歯が白くならない?歯磨き粉と歯医者のホワイトニングについて!

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

白い歯って清潔感があり、あこがれるかたも多いのではないでしょうか?

ただ、ホワイトニングをうたった歯磨き粉のレビューを見ますと、「効果がない」という書き込みが非常に多い気がします。

確かに効果がない歯磨き粉もありますが、ある成分が一定量以上含まれた歯磨き粉は、「歯の本来の白さ」に必ず戻ります。

この「歯の本来の白さ」という言葉が非常に大事で、この記事のあとにまとめてあります。

歯磨き粉の使用頻度や食生活によっても、効果が出るまでの期間は変わってくるのですが…

この記事では、

❑ 歯の白さについて。

❑ 歯の着色について。

❑ どんな歯磨き粉が美白効果が高いのか。

❑ 歯医者のホワイトニングとお家でできるホワイトニング。

について分かります。

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歯の白さについて

歯の色味につきましては、シェードガイドというものがあり、段階で分けることができます。

左にいくほど白く、右にいくほど黄ばんだような色となります。

日本人の平均的な色味ってどれか分かりますか??

実は右から6つ目の3.5となります。

意外と黄色っぽいですよね?

「不自然な白さ」という言葉があり、左から1~3個目はかなり白いですよね?

ホワイトニングをする前は、自分が本当に目指したい歯の白さについて考えてみましょう。

歯医者さんに相談するのもありですね!

歯の本来の白さ

冒頭にも申しましたが、「歯の本来の白さ」とは何か?

それは「その人が持って生まれた歯の白さ」を指します。

そのため歯の白さは、かなりの個人差があります。

日本で発売している歯磨き粉では、どんなに美白ケアに特化した歯磨き粉でも、この「歯の本来の白さ」より白くなることはないのです。

そのため、レビューなどに書かれている「白くならない」というのは、あまり信用できないと言えます。

その人が元々の歯の色になっていると、それ以上は白くならないからです!

また、美白ケアの歯磨き粉の使用頻度が少なかったり、コーヒーやタバコを好むなどの生活習慣も大きく関わってきます。

なぜ歯は着色するのか

歯が着色する原因は、汚れの蓄積と加齢による影響があります。

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汚れの蓄積

歯が着色するのは、歯の表面に汚れが蓄積することにあります。

唾液に含まれるペリクル(たんぱく質)と絡みつきますと歯の表面に沈着するとも言われております。

汚れの蓄積は、上手にケアすることで防ぐことができます。

汚れの蓄積として代表的なものは、次の2つです。

❑ ポリフェノールを多く含む食品。

❑ タバコのヤニ

ポリフェノールを多く含む食品は、カレー、チョコレート、コーヒー、紅茶、赤ワインなどがあり、歯医者のホワイトニングを行ったあとは避けるよう指示があります。

加齢による影響

歯は、内側が象牙質、外側がエナメル質という構造になっており、内側の象牙質は黄色っぽい色をしております。

歳を重ねると象牙質の色が濃くなったり、エナメル質が薄くなることで黄色っぽく見えてきます。

加齢による影響は、セルフケアでは改善できませんが、歯医者のホワイトニングなどで改善することができます。

歯磨き粉の美白ケア

歯磨き粉のホワイトニングにつきましては、日本の歯磨き粉では「歯の本来の白さ」まで白くすることができます。

そのためには、歯磨き粉に次の成分が入っていることが望ましいです。

❑ ポリリン酸ナトリウム

❑ メタリン酸ナトリウム

❑ ピロリン酸ナトリウム

このリン酸系の成分は、汚れを浮かせて落とすうえに、歯の表面をコーティングして、汚れをつきにくくします。

ただ、配合量が0.5%以上ないとあまり効果が期待できないため、次の歯磨き粉をおすすめします。

成分表示から0.5%以上配合されているのが読み取れる歯磨き粉となります。

また、美白ケアにおきましては、しっかりと汚れを落とせる成分を配合していたほうが効果があります。

炭酸水素ナトリウムは特に汚れ落とし効果が高いため、おすすめです。

ここまで「日本の歯磨き粉」と申しましたが、海外の歯磨き粉は話が変わってきます。

その理由は、過酸化水素を配合できるからです。

この過酸化水素は、歯医者のホワイトニングにも使われるような成分で、「歯の本来の白さ」より白くすることができます。

それは、過酸化水素が体内でカタラーゼという酵素に分解され、不安定な構造となります。

その不安定な構造が着色物質を分解することで、歯が白くなります。

ただ、虫歯の影響による黒ずんだ感じは取れませんので治療をしましょう!

そのため、歯磨き粉で歯医者のホワイトニングのような白さを目指すのであれば、過酸化水素を配合した海外の歯磨き粉を使うほかありません。

ホワイトニング

ホワイトニングは、歯科医院に通うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニング、両方を行うデュアルホワイトニングがあります。

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングそれぞれのメリット、デメリットを上げましたので、自分に合うのがどちらか考えてみましょう!

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院に通ってホワイトニングを行います。

ホワイトニングに使用する薬剤の濃度が高く、レーザーなど用いることもあります。

メリット

❑ 数回で白くなる(1回で白くなる場合もあり)。

❑ プロが行うため、白さの調整やしみる歯のカバーができる。

❑ カウンセリングができる。

❑ 施術時間自体はホームホワイトニングより短い。

デメリット

❑ 価格がホームホワイトニングより高い傾向にある。

❑ 歯科医院までいく必要がある。

❑ 元の色に戻るのがホームホワイトニングより早い。

しーか先生
しーか先生

下記のように一回で白くできる歯科医院もあります!

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅にてホワイトニングを行います。

歯型を取ってマウストレーを作成し、薬剤を入れて装着するという手順となります。

メリット

❑ 歯の色が戻りづらい。

❑ 歯科医院に行くのは最初の一回。

❑ 好きな時にできる。

デメリット

❑ 1日数時間を2〜4週間くらい続ける必要がある。

❑ 白くなるまで時間がかかる。

それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。

短期的に歯を白くしたい場合は、オフィスホワイトニング。

歯を少しでも長く白くしたい場合は、ホームホワイトニングがおすすめです。

ホワイトニングで使用する過酸化水素は、歯がしみる可能性もありますので、そこは覚えておいて下さい。

また、ホワイトニングをした後の生活習慣によっても色が戻るスピードが変わってきます。

そのため、歯磨き粉の美白ケアでおすすめした歯磨き粉を併用すると白さが長続きしやすいです。

せっかく白くしたのなら、なるべく長く白くいたいですよね?