有効成分とは?歯磨きの効能・効果を製品開発者が解説!

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

みなさんは有効成分って知っていますか?

この有効成分は成分表示欄に、「有効成分」もしくは「薬用成分」と書かれています。

この有効成分の有無で歯磨き粉の分類が変わってくるほど大事な成分となります。

また、有効成分は厚労省が効果があると認めた成分がほとんどのため、信用できる成分となります。

この記事では、歯磨き粉の有効成分についてまとめています!

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有効成分とは

有効成分とは、成分表示を見ますと「有効成分」、「薬用成分」と書かれているものです。

歯磨き粉は大まかに「化粧品」「医薬部外品」に分けることが出来ます。

この違いが何かと言いますと「有効成分」が入っているか、いないかの違いとなります。

入っているほうが「医薬部外品」ですね!

有効成分にはリストがあり、リストに記載のある原料を決められた量配合しますとパッケージにその効果を記載することが認められた成分となります。

例えば、有効成分であるフッ化ナトリウムを配合しますと、効能・効果として「虫歯の発生またはその防止」と記載することが出来ます。

その他にもイラストでどのように虫歯を防いでくれるのかも記載することが出来ます。


成分の効果の記載について

それでは有効成分以外の成分はどうなのか?

結論から申し上げますと、配合目的に付随した内容なら書くことが出来ます。

例えば配合目的が湿潤剤の成分であれば、「○○の成分が潤いを与えます」など…

ただし、表示関係につきましては、広告委員会が設置されており、厳しく確認されております。

好きなことを書いて誤解を与えないためですね。

おすすめの有効成分は?

元オーラルケア製品開発者おすすめの有効成分につきましては、一番が「フッ素」となります。

表示名は、「フッ化ナトリウム」、「モノフルオロリン酸ナトリウム」、「フッ化スズ」となります。

フッ素は虫歯に対する高い効果が実証されており、歯医者などでも虫歯の予防のためフッ素塗布など行っています。

また、アメリカなどでは水道水にフッ素を混ぜることで、学生の虫歯率が大きく減ったというエビデンスもあります。

そのためフッ素は1400ppmや1450ppmといった高配合の歯磨き粉を選びましょう。

その他には抗炎症効果のある「β-グリチルレチン酸」、「グリチルリチン酸ジカリウム」。

美白効果が高い「ポリリン酸ナトリウム」(有効成分ではなく添加剤として配合されててもOKです)。

もし発泡剤を含有しない製剤の場合は、殺菌効果のある「塩化セチルピリジニウム」、「イソプロメチルフェノール」。

有効成分は種類にもよりますが、その効果が認められ、パッケージに効能・効果の記載が認められた成分となります。

医薬部外品と化粧品の歯磨きは9:1くらいの割り合いで、化粧品歯磨きって意外と少ないんです。

それは化粧品歯磨きにはフッ素を入れれないといったことも関係がありそうですね!

是非、歯磨き粉を選ぶ際は、フッ素高配合の歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。