こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!
みなさんはブレスラボ マウスウォッシュを知っていますか??
製薬会社(第一三共ヘルスケア株式会社)が「口臭の発生するメカニズム」を研究して開発した製品となります。
生理的口臭と病的口臭と呼ばれる「お口の2大口臭」に対して、原因から除去することができます。
この記事では、ブレスラボ マウスウォッシュの成分や特徴についてまとめております。
ブレスラボ マウスウォッシュとは
ブレスラボ マウスウォッシュは、発売元が第一三共ヘルスケア株式会社、製造販売元が日本ゼトック株式会社の口臭ケア洗口液となります。
オーラルケア製品で液体のものは、洗口液か液体歯磨きに分類することができ、洗口液はブラッシングを必要としない製品となります。
詳しくはこの記事に書いてます。
ブレスラボというブランドは、口臭ケアを目的に開発されており、様々な視点から口臭に対するアプローチをしております。
そもそも口臭の原因って知っていますか??
挙げるとかなりの数ありますが、その中でも「お口の2大口臭」と呼ばれるものがあります。
生理的口臭は、お口の中の細菌が増えることで、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物を出します。
そのほかにも、ホルモンバランスの崩れやタバコ、臭いのキツい食べ物による影響も生理的口臭に分類されます。
硫黄と聞くと卵や温泉をイメージすると思いますが、そのような臭いが口からする訳です。
病的口臭は、歯周病や虫歯などになると発生します。
歯周病による膿(うみ)や虫歯の穴などに物が入り腐ったりしても、臭いが発生します。
そんなお口の2大口臭に対して、原因から除去するために開発されたのがブレスラボとなります。
ブレスラボは、歯磨き粉が3種類(香料違いを含めると6種類)、洗口液が2種類あります。
❑ ブレスラボ マルチケア
❑ ブレスラボ マルチ+美白ケア
❑ ブレスラボ マルチ+歯周ケア
❑ ブレスラボ マウスウォッシュ アルコールタイプ
❑ ブレスラボ マウスウォッシュ ノンアルコールタイプ
アルコールタイプは、ダブルミントの香料を使用しており、エタノールが数%配合されています。
ノンアルコールタイプは、シトラスミントの香料を使用しており、エタノールが配合されていません。
エタノールが入っていた方がサッパリ感はありますが、アルコールが苦手なかたや刺激が少ない方が良いかたはノンアルコールタイプを選ぶと良いでしょう。
ブレスラボ マウスウォッシュの成分解説
それではそれぞれの成分を見ていきましょう!
今回はアルコールタイプを記載します。
ノンアルコールタイプはエタノールの配合有無と香料が異なるだけです。
精製水:いわゆる水ですね。医薬部外品では、精製水という成分名になります。実はこの精製水は、配合していても表示しなくて良いんです。
エタノール:よくアルコールと呼ばれるのが、このエタノールです。配合量が多いとお酒っぽい味がします。さっぱり感を出したり、水に溶けなく、油に溶けるものを溶解する時に使います。
濃グリセリン:化粧品でよく使われているグリセリン。若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。
香料:1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、ブレスラボ マウスウォッシュでは「ダブルミント」や「シトラスミント」が使われてます。また、ブレスラボの香料にはKCS(Keep Cool System)を採用しており、清涼感が長続きします。
キシリトール:ガムで有名な歯に良い甘味剤ですね。甘み自体はそこまでなく、イメージを良くするために配合することがあります。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:歯磨き粉で可溶化(油と水をなじませる)するために、よく配合される成分です。可溶化の性能がよく、油の分離を抑えてくれます。
安息香酸ナトリウム:水溶性の成分であり、菌の増殖を抑制します。パラベン等と比較して刺激も少ないと言われています。
グルコン酸銅:ブレスラボ マウスウォッシュのコンセプトとも言える成分で、とても消臭効果の高い原料となります。金属イオンに消臭効果があることは有名ですが、銅イオンは揮発性硫黄化合物である硫化水素やメチルメルカプタンの消臭効果もしっかりあります。また、製剤が青色なのは、この原料による影響です。
チャ乾留液:チャノキから乾留(加熱して揮発したものを冷却して採取)して得られた液体で、口臭抑制効果が期待できます。
塩化セチルピリジニウム:カチオン系(プラスの電荷を帯びたもの)の界面活性剤で、菌の表面構造を壊すことで殺菌します。そこから、歯周病、口臭の予防に効果があります。
グリセリン酸ジカリウム:甘草由来の成分で甘みがあります。肥満細胞の遊離を防ぐことで、炎症を防ぎます。そこから、歯周病の予防効果が期待できます。
クエン酸ナトリウム:製剤のpHを調整するための原料で、クエン酸ナトリウム自体はpH8付近と、中性〜弱アルカリ性になります。
クエン酸:製剤のpHを調整するための原料で、クエン酸自体はpH2.3と酸性です。クエン酸ナトリウムと同時配合する場合、製剤のpHは6付近のことが多いです。
l-メントール:冷涼感のある成分で、1%まで配合できます。量が増えるほど辛くなります。
ブレスラボ マウスウォッシュの特徴
ブレスラボ マウスウォッシュの特徴は、グルコン酸銅による高い消臭効果にあります。
グルコン酸銅が臭いの原因を吸収してくれて、有効成分である塩化セチルピリジニウムが臭いの原因菌を殺菌。
そして、グリチルリチン酸ジカリウムで炎症を抑えることで膿を抑え、臭いの発生を防ぐという訳です。
洗口液のメリットとしましては、手軽に使用できる点と成分が隅々まで行き渡りやすい点にあります。
外出先のトイレでサッと使用することもできますね!
ブレスラボ マウスウォッシュは、口臭が気になるかたやお口をサッパリさせたいときにおすすめの製品となります。
口臭ケアはしっかりとして、良い印象を与えましょう!