こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!
コロナが流行してから需要が高まった洗口液。
その中でも、殺菌を売りにしたリステリンの人気が特に上がっています。
そんなリステリンについて、みなさんはどれだけ知っていますか?
この記事では、リステリン トータルケアプラスの成分や特徴について細かく記載しています。
リステリン トータルケアプラスとは
リステリンは、1879年にアメリカの博士が開発した消毒薬を「リステリン」と名付けました。
初めは傷口の消毒といった外科手術に使われていました。
しかし、口内を殺菌する効果が分かり、1895年に初めて口内洗浄液として、歯科医向けに販売されました。
今では世界50ヵ国以上で販売されております。
そんなリステリンのラインナップは、次のようになります。
❑ リステリン トータルケア プラス:液体歯磨き
❑ リステリン トータルケア ゼロプラス:液体歯磨き
❑ リステリン トータルケア 歯周クリア:液体歯磨き
❑ リステリン トータルケア 緑茶:液体歯磨き
❑ リステリン ホワイトニング:液体歯磨き
❑ リステリン クールミント:洗口液
❑ リステリン クールミント ゼロ:洗口液
❑ リステリン オリジナル:洗口液
❑ リステリン フレッシュミント:洗口液
洗口液、液体歯磨きで、ここまでの種類ある製品はなかなかないと思います。
液体歯磨きと洗口液の違いがわからない方は、次の記事を読んでみて下さい。
リステリン トータルケアプラスの成分解説
それではそれぞれの成分を見ていきましょう!
エタノール:よくアルコールと呼ばれるのが、このエタノールです。配合量が多いとお酒っぽい味がします。さっぱり感を出したり、水に溶けなく、油に溶けるものを溶解する時に使います。
ソルビット液:化粧品でよく使われているソルビトール。若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。
香料:歯磨き粉では、1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、リステリン トータルケアプラスではオーソドックスなミントが使われてます。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール:ノニオン系界面活性剤で、可溶化(水と油を混ぜる)力が強い成分です。液体系の製剤は可溶化が弱いと、経時で分離したり、濁ったりします。
塩化亜鉛:口臭抑制効果が高い成分です。ただ、かなり苦味のある成分で、人によっては塩化亜鉛由来の苦味を感じます。
イソプロピルメチルフェノール:殺菌効果のある成分で、細菌・酵母・カビといった広範囲に殺菌効果があります。
安息香酸:水溶性の成分で、菌の増殖を抑えることができます。洗口液などの水分が多い製剤では、入っていた方が良いです。安息香酸自体はpHが4付近で、リステリンではpH調整剤として配合されています。洗口液や液体歯磨きはpHが酸性~中性の製品が多いです。
サッカリンナトリウム:合成甘味料で、ごく少量で甘みを出す事が出来ます。昔は発がん性を疑われてましたが、完全に否定されています。
スクラロース:サッカリンナトリウムと同様に、少量でかなりの甘みが出る人工甘味料です。人工甘味料の中で雑味が少なく、良い甘みが出ます。
安息香酸ナトリウム:安息香酸と同じで、水溶性の成分であり、菌の増殖を抑制します。パラベン等と比較して刺激も少ないと言われています。
赤色102号:水溶性の赤色の色素です。製剤の特徴的な色を演出しています。
青色1号:歯磨き粉に配合できる青色の色素です。水溶性の色素で、青系、緑系の歯磨き粉に入っている可能性が高い成分です。
リステリン トータルケアプラスの特徴
リステリン トータルケアプラスの特徴は、エタノールや香料によるサッパリ感にあります。
また、エタノールやイソプロピルメチルフェノールには殺菌効果があり、歯周病や口臭の予防効果が期待できます。
塩化亜鉛にも口臭抑制効果があるため、口臭が気になるかたやお口をサッパリさせたいかたにおすすめの製品となります。
マスクをして自分の口臭が気になるかたなども使ってみてはいかがでしょう?