ピュオーラ 泡で出てくるハミガキを徹底解析!どんな人におすすめ?

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

みなさんはピュオーラ 泡で出てくるハミガキを知っていますか??

マツコさんがCMをしているため、有名ではないでしょうか?

舌の上に乗せてグチュグチュお口の中で広げるという使用方法が特徴的な製品です。

舌の上の菌を殺菌して、より口臭、歯周病に対する効果を訴求した歯磨き粉となります。

この記事では、ピュオーラ 泡で出てくるハミガキの成分や特徴をまとています。

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ピュオーラ 泡で出てくるハミガキとは

ピュオーラ 泡で出てくるハミガキは、花王株式会社が販売している製品で殺菌をコンセプトとした製品となります。

口腔内の細菌は、66%が舌に潜んでいると言われています。

残りが歯に付着した汚れや歯周ポケットですね。

そのため、舌のケアは口臭ケアに有効と言われており、舌ブラシなどで清掃することが推奨されています。

しかし、舌の清掃は強く行うと傷をつけたりして、かえって菌が増えてしまうこともあります。

ピュオーラ 泡で出てくるハミガキは、舌の上に乗せてお口の中でクチュクチュ広げますが、舌の清掃は必要としていません。

舌に乗せるだけで殺菌成分などで、殺菌できちゃうからです。

これなら舌にダメージを与えずに、口臭や歯周病の原因となる菌を殺菌することができますね!

そんなピュオーラ 泡で出てくるハミガキは、香料違いで2製品販売されています。

❑ フレッシュミント

❑ マイルドグリーン

フレッシュミントの方が、若干クール感が強いです。

ピュオーラ 泡で出てくるハミガキの成分解説

それではそれぞれの成分を見ていきましょう!

基剤

精製水:いわゆる水ですね。医薬部外品では、精製水という成分名になります。実はこの精製水は、配合していても表示しなくて良いんです。

湿潤剤

濃グリセリン:化粧品でよく使われているグリセリン。若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

PG:プロピレングリコールの略称で、化粧品にも良く使われる成分です。粘性のある液体で、水より水分が蒸散しにくく、歯磨き粉の潤いを保ちます。ただ、糸引きや苦味が出る可能性もあります。

発泡剤

ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液:両性界面活性剤で、歯磨き粉の泡立たせる成分です。両性界面活性剤は泡立ちが良く、細かい泡となりますが、苦味があります。

ラウリル硫酸ナトリウム:アニオン性界面活性剤で、泡立ちが良い成分です。ただし、刺激性があるため、刺激を感じるようであれば避けましょう。

香味剤

香料:歯磨き粉では、1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、ピュオーラ 泡で出てくるハミガキでは「フレッシュミント」、「マイルドグリーン」が使われてます。

サッカリンナトリウム:合成甘味料で、ごく少量で甘みを出す事が出来ます。昔は発がん性を疑われてましたが、完全に否定されています。

pH調整剤

炭酸ナトリウム:炭酸水素ナトリウムを熱することで得られる成分で、pHが12前後となります。

炭酸水素ナトリウム:よく重曹と言われるのが、この成分です。重曹は汚れ落ちがよく、磨き終わりのさっぱり感があります。

水酸化ナトリウム液:pH12~14くらいの強アルカリ性の原料です。製剤のpHを上げる役割があります。

洗浄剤

イソデシルガラクトシド液:新規の洗浄成分として花王株式会社が発見した成分です。菌の塊を洗い流しやすくする成分として配合されています。

ミリストイルグルタミン酸ナトリウム:アミノ酸系のアニオン性界面活性剤となります。適度な起泡力があり、アミノ酸系のため、刺激も少ないです。

粘度調整剤

ヒドロキシエチルセルロース:ノニオン系の増粘剤で、塩やpHの影響を受けづらいのが特徴となります。

薬用成分

グリチルリチン酸ジカリウム:甘草由来の成分で甘みがあります。肥満細胞の遊離を防ぐことで、炎症を防ぎます。そこから、歯周病の予防効果が期待できます。

塩化セチルピリジニウム:カチオン系(プラスの電荷を帯びたもの)の界面活性剤で、菌の表面構造を壊すことで殺菌します。そこから、歯周病、口臭の予防に効果があります。

清掃助剤

無水ピロリン酸ナトリウム:汚れ落とし効果の高い成分で、細かい隙間の汚れまで落とします。

着色剤

カラメル:水と糖を加熱することにより得られる褐色の成分で、歯磨き粉では着色剤として配合できます。法定色素より色つきは悪いため、量を少し多めに配合します。

保存剤

安息香酸ナトリウム:水溶性の成分であり、菌の増殖を抑制します。パラベン等と比較して刺激も少ないと言われています。

ピュオーラ 泡で出てくるハミガキの特徴

ピュオーラ 泡で出てくるハミガキの特徴は、泡で出てきて、それを舌に乗せ広げて使用する点です。

舌にダメージを与えずに殺菌できるところがメリットとなります。

ペーストの歯磨き粉のように、フタを開けて乗せるという動作もなく楽ですね。

発泡剤や殺菌成分である塩化セチルピリジニウムが配合されているため、口臭や歯周病のケアにおいては問題ありません。

ただ、フッ素が入っていないことから、虫歯予防効果が低い点。

無水ピロリン酸ナトリウムで汚れ落とし効果と付着抑制効果はありますが、物理的に汚れを落とす成分がないため、美白効果も低くなります。

歯周病虫 歯口 臭美 白

そのため、ピュオーラ 泡で出てくるハミガキは「歯周病や口臭に対して、重点的にケアしたいかたにおすすめの歯磨き粉」となります。