ノニオ プラスホワイトニング 人気商品!元オーラルケア製品開発者が解析!

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

ノニオ プラスホワイトニングを知っていますか?

こちらは口臭予防歯磨きシリーズのノニオに、ホワイトニング要素も追加した歯磨き粉となります。

この記事では、人気のノニオ プラスホワイトニングについて、元オーラルケア製品開発者が解説します。

結論から言いますと、美白効果に関しましては、かなり期待のできる製品となっております。

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ノニオ プラスホワイトニングとは

ノニオ プラスホワイトニングは、ライオン株式会社が2017年8月に発売したノニオ歯磨きのシリーズ品となります。

このノニオシリーズですが、口臭予防をコンセプトとした製品で、長時間殺菌による長時間口臭予防を特徴としてます

そんなノニオシリーズのラインナップは、下記となります。

❑ ノニオ ハミガキ

❑ ノニオ マウスウォッシュ

❑ ノニオ プラスホワイトニング

❑ ノニオ プラス知覚過敏ケア

❑ ノニオ マウススプレー

発売したばかりなのに、ラインナップが多いですよね!

歯ブラシや舌ケアなどのツールもあります。

ノニオ ハミガキも、クリアハーブミント、スプラッシュシトラスミント、ピュアリーミント、スパイシーミントと口臭に効きそうな名前の香料を使っています。

そんなノニオ プラスホワイトニングは歯磨き粉(フレッシュホワイトミント)とデンタルリンスがあります。

CMが特徴的で、知ってるかたが多いのではないでしょうか?

ノニオ プラスホワイトニングの成分解説

それでは各成分を詳しく見ていきましょう!

湿潤剤

ソルビット液:化粧品でよく使われているソルビトール。若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

PG:プロピレングリコールの略称で、化粧品にも良く使われる成分です。粘性のある液体で、水より水分が蒸散しにくく、歯磨き粉の潤いを保ちます。ただ、糸引きや苦味が出る可能性もあります。

清掃剤

無水ケイ酸A:こちらはライオンが特別な成分名で承認を得ている、汚れ落とし効果の高いシリカとなります。実際の汚れ落とし効果につきましては、比較したデータが少ないため分かりません…

粘度調整剤

無水ケイ酸:先ほどの無水ケイ酸Aと異なり、保水力の高いシリカで、水分を保持することにより、歯磨き粉を固める事ができます。

ポリアクリル酸ナトリウム:こちらも粘度を出す原料となります。オムツの吸水にも使われていて、水の吸収力が凄いです。歯磨き粉に配合しますと、糸切れが良くなります(ビヨーンって伸びにくい)。

光沢剤

酸化アルミニウム:アルミナと呼ばれるアルミニウムの両性酸化物です。ノニオでは、粒子が細かいため、歯のミクロの凹凸の汚れまで落とすと謳ってます。ただ、酸化アルミニウムは研磨性が高いのも事実です。

発泡剤

ラウリル硫酸ナトリウム:アニオン性界面活性剤で、泡立ちが良い成分です。ただし、刺激性があるため、刺激を感じるようであれば避けましょう。

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:歯磨き粉で可溶化(油と水をなじませる)するために、よく配合される成分です。可溶化の性能がよく、油の分離を抑えてくれます。泡立ち効果はあまりないのですが…

粘結剤

キサンタンガム:とうもろこしや大豆を栄養分とし、発酵の過程でできた粘度を上げる原料です。食品添加物としても使用ができる成分です。

薬用成分

ポリリン酸ナトリウム:歯表面の汚れをキレート作用で落とし、歯をコーティングし、汚れをつきにくくします。美白効果を得たい場合は、必須の成分となります(下の記事に詳しく書いてます)。

フッ化ナトリウム:数ある成分の中でも、虫歯に対する予防効果がかなり高い成分です。1450ppmと日本で配合できる最大濃度、配合されています。

ラウロイルサルコシンナトリウム:アニオン性の界面活性剤で、泡立ちがあります。アニオン性の界面活性剤は殺菌効果があり、歯周病や口臭の予防ができます。

甘未剤

香料:歯磨き粉では、1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、ノニオ プラスホワイトニングではフレッシュホワイトミントが使われてます。

サッカリンナトリウム:合成甘味料で、ごく少量で甘みを出す事が出来ます。昔は発がん性を疑われてましたが、完全に否定されています。

安定剤

酸化チタン:原料自体が白色で、少量入れただけでも、歯磨き粉を白くします。そのため、色の変色を抑えることから、安定剤と言われています。

清涼剤

メントール:冷涼感のある成分で、1%まで配合できます。量が増えるほど辛くなります。

洗浄剤

炭酸水素ナトリウム:よく重曹と言われるのが、この成分です。重曹は汚れ落ちがよく、磨き終わりのさっぱり感があります。

pH調整剤

水酸化ナトリウム液:pH12~14くらいの強アルカリ性の原料です。製剤のpHを上げる役割があります。

保存剤

パラベン:パラオキシ安息香酸エステルの略称で、パラオキシ安息香酸メチルやエチルなどをまとめて言います。歯磨き粉は、2次汚染と言って歯ブラシにつける時、菌が移って増える可能性があります。このパラベンは、その2次汚染を抑えてくれます。少量で菌の増殖を抑えてくれるため、開発者としては入れたい成分となります。

矯味剤

ローズマリーエキス:ローズマリーの葉から得られるエキスで、抗菌効果なとがあります。ただ、歯磨き粉ではエキスは少量配合のため、エキスの効果が得られることは少ないです。イメージ原料として入れることが多いですね!

ノニオ プラスホワイトニングの特徴

このノニオ プラスホワイトニングの特徴は、ノニオシリーズの汚れ落とし、殺菌による口臭予防する特徴の汚れ落としをさらに強化した製品となります

確かに、ポリリン酸ナトリウムは、キレート効果で汚れを落とすと同時に、汚れをつきにくくします。

また、炭酸水素ナトリウムも汚れ落とし効果が高い成分となります。

さらに、研磨性が高い酸化アルミニウムを配合しておりますので、汚れ落としについては効果は高いでしょう。

ただ、ノニオシリーズの殺菌効果につきましては、他歯磨き粉にもよくあるような成分と組み合わせにはなっております。

そのため、口臭予防目的よりは、美白・汚れ落とし効果を求めて、この製品を使用すると良いと思います