こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!
みなさんはお子様の歯磨き粉をどうやって選んでいますか?
お子様の年齢が変わるとともに、歯磨き粉の選び方を変えてるかたもいらっしゃると思います。
この記事では、それぞれの年齢に適した歯磨き粉がどんなものかまとめ、代表的な製品を取り上げています。
乳歯は生え変わるといっても、虫歯とかになって欲しくないですよね?
この記事を読んで、最適な歯磨き粉で磨いてもらいましょう!
0〜2歳向けの歯磨き粉
歯は生まれてからおおよそ6ヶ月くらいで歯が生えてくると言われています。
そこから「ぶくぶく」とうがいが出来るようになるのが3歳くらいになります。
そのため、0~2歳くらいは飲み込んでも安心で、子供が好きな味を選ぶと良いです。
まずは、歯磨き粉をつけて磨きたいと思わせる事が重要です。
❑ 飲み込んでも安心なもの。
❑ 子供の好きな味があるもの。
飲み込んでも安心な原料のみで製造するために、合成香料の使用も避けております。
そのため、天然の精油で使用できるのはオレンジなどの柑橘系となります。
そういった理由で0~2歳向けの歯磨き粉はオレンジのみとなってしまいますが、剤型や精油によっても味は変わるため、そんな製品を2種紹介します。
オーラルピース クリーン&モイスチュア
オレンジ味で、成分が食品添加物にも該当します。
そのため、飲み込んでも体に蓄積するような成分がなく安心です。
アラウベビーはみがきジェル
こちらもオレンジ味で、成分が全て食品添加物となります。
増粘剤に寒天を使用しているため、使用感がオーラルピースとは異なります。
2種類試してみて、好きな方を使ってもらうのが良いと思います。
3〜5歳向けの歯磨き粉
3歳でうがいが出来るようになりましたら、フッ素を配合した製品を使いましょう。
ただし、6歳未満の場合、500ppm以下のものにしましょう。
子供の頃は、歯周病や歯の黄ばみといった問題はほぼありません。
そのため、
❑ 虫歯予防に特化したもの。
❑ 子供の好きな味があるもの。
を選んでみましょう!
プチリカル
フッ素500ppmで、抗炎症効果のあるβ-グリチルレチン酸も配合。
β-グリチルレチン酸は甘草由来のため、悪い成分でもありません。
味もストロベリー、ホワイトピーチ、マスカットソーダなどあります。
チェックアップジェル バナナ味
チェックアップシリーズは、フッ素の滞留効果を粘結剤などを用いて高めています。
その中で、唯一フッ素が500ppmがバナナ味となります。
低研磨で低発泡のため、お子様でも磨きやすいジェル歯磨きとなっております。
6~14歳向けの歯磨き粉
6~14歳では、フッ素濃度が1,000ppmまでの製品が使用出来ます。
実際には1,000ppmの歯磨き粉はないため、900ppmや950ppmとなります。
この年齢では、
❑ フッ素濃度が900ppmもしくは950ppmのもの。
❑ 殺菌成分もしくは発泡剤を配合したもの。
❑ ペースト状のもの。
を選びましょう!
殺菌成分は、歯周病、口臭、虫歯の予防に有効です。
少しでも虫歯に有効な成分は入っていたほうが良いです。
アニオン性界面活性剤も殺菌効果がありますので、記載しました。
また、この年齢のお子様は過度なブラッシングによる歯茎下がりは少なく、汚れの落としやすいペースト状の歯磨き粉にしましょう。
クリニカキッズジェルハミガキ
フッ素濃度900ppmで、清掃剤として無水ケイ酸、二酸化ケイ素を配合のためペースト状。
そして発泡剤のラウリル硫酸ナトリウムは、殺菌効果が高い成分となります。
味はグレープとストロベリーの2種類があります。
今まで紹介した歯磨き粉と比較して泡立ちますので、ブラッシングの指導はしっかりしましょう。
ガム・デンタルペースト こども
フッ素に合わせて、殺菌成分である塩化セチルピリジニウムを配合しております。
味はフルーツミント味で、歯磨用リン酸水素カルシウムや結晶セルロースが優しく汚れを落とします。
どうでしたか?
大切な子供の歯のためにも、最適な歯磨き粉を選択しましょう!