磨き残しが分かる歯磨き粉 ミエルカチェックを徹底解析!

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

みなさんはミエルカチェックという歯磨き粉を知っていますか??

ミエルカチェックは歯垢を赤く染めるため、磨き残しが分かり、しっかりと清掃することができる歯磨き粉です。

小学生や中学生のころ学校で、赤い液体を口に含んで汚れがどれだけ残ってるかやったことありませんか?

あの歯垢染め出し液と同じように色素を汚れに堆積させ、赤く見せるのです。

この記事では、ミエルカチェックの成分や特徴をまとめております。

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ミエルカチェックとは

ミエルカチェックは、「歯の汚れが見える化!汚れを見ながら歯磨きの習慣を身につけられる!子供も大人も一緒に楽しい歯磨き」をうたっています。

この歯磨き粉は、子供の歯磨きに対して悩みを抱えるママたちが開発した歯磨き粉となります。

みなさんはお子さんの歯磨きで次のような悩みはありませんか?

❑ 仕上げ磨きをとにかく嫌がる。

❑ 歯ブラシをなかなか渡してくれない。

❑ とにかく嫌がるのですぐ終わらせてしまう。

小さい頃の歯磨きの習慣は、虫歯にならないためにも重要です。

子供が楽しんで歯を磨いてくれると同時に、しっかりと汚れを落としてくれると嬉しいですよね?

大人のかたも意外と磨きかたにクセがあり、汚れが残っていたりしますので、大人のかたも磨き残しをチェックするのも大事です。

ミエルカチェックがなんで汚れを見えるようにできるか分かりますか??

それは着色剤として配合している赤色104号と青色1号によるものです。

これは法定色素と呼ばれる国(厚生労働省)が使用を認めた色素となります。

この色素は色々な歯磨き粉に配合しておりますが、配合量が微量のため、汚れに色がつくことはありません。

このミエルカチェックは、色素の量が通常の歯磨き粉よりも多いため、汚れに色がつくのです。

そのため、服などに歯磨き粉がつきますと色が着いてしまうこともありますので気をつけましょう!

ミエルカチェックの成分解説

溶剤

水:医薬部外品では、精製水という成分名になります。実はこの精製水は、配合していても表示しなくて良いんです。

プロパンジオール:2価のアルコールで、よく化粧品に湿潤剤として配合されています。保湿効果があるほか、若干の抗菌力があり、菌の増殖を抑えることができます。

BG:1,3-ブチレングリコールのことで、化粧品にも使われている成分です。若干のとろみがあり、製剤に潤いを与えます。少し苦味があります。

エタノール:よくアルコールと呼ばれるのが、このエタノールです。配合量が多いとお酒っぽい味がします。さっぱり感を出したり、水に溶けなく、油に溶けるものを溶解する時に使います。

湿潤剤

ソルビトール:若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

グリセリン:若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

没食子酸エピガロカテキン:カテキンの一種で、緑茶に含まれる成分となります。研究もそれなりにされており、抗菌効果や口臭を抑える効果が分かっています。

乳酸桿菌溶解質:発酵によっていられる乳酸桿菌の溶解質で、お口の細菌バランスを整えます。善玉菌(身体にとって良い働きをする菌)が多いと、その分身体にとってプラスに働きます。

ブドウ種子/皮/茎エキス:ブドウの種、皮、茎から抽出されるエキスで、保湿効果があります。

チャ葉エキス:お茶の葉から得られたエキスで、口臭予防効果が期待できます。

ライム果汁:ライムから得られる果汁です。

オレンジ果汁:オレンジから得られる果汁です。

レモン果汁:レモンから得られる果汁です。

サンザシエキス:サンザシの果実から得られるエキスで、保湿効果があります。

ナツメ果実エキス:ナツメという甘い果実から得られるエキスで、保湿効果があります。

グレープフルーツ果実エキス:グレープフルーツの果実から得られるエキスです。

リンゴ果実エキス:リンゴの果実から得られるエキスです。

清掃剤

シリカ:増粘性はそこまで高くありませんが、汚れを物理的に落とすことができます。シリカはグレードによって、増粘効果があるものと清掃効果があるものに分かれます。

甘味剤

キシリトール:ガムで有名な歯に良い甘味剤ですね。甘み自体はそこまでなく、イメージを良くするために配合することがあります。

粘結剤

セルロースガム:医薬部外品ではカルボキシメチルセルロースナトリウムと呼ばれております。アニオン系の粘結剤で、キサンタンガムやカラギーナンなどと比べると安価な粘結剤です。グレードによって、製剤の硬さや色に影響があります。

分散剤

デキストリン:低分子量の炭水化物の総称で、粉体の特性をいかし、粘度の調整や固形化に使用します。

増粘剤

キサンタンガム:とうもろこしや大豆を栄養分とし、発酵の過程でできた粘度を上げる原料です。食品添加物としても使用ができる成分です。

可溶化剤

ラウリン酸ポリグリセリル-10:ノニオン性の界面活性剤で、可溶化(油と水が混ざるようにする)の効果があります。

防腐剤

フェノキシエタノール:化粧品で保存剤・防腐剤としてよく使う成分で、殺菌効果があります。歯磨き粉では、配合上限が決められており、かなり苦味のある成分です。

着香剤

香料:歯磨き粉では、1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、ミエルカチェックでは「ベリー」が使われてます。

着色剤

赤色104号:歯磨き粉に使用可能な赤い色素となります。歯磨き粉の特徴的な色の要素です。この赤色104号が多く配合されているため、歯垢に付着し、赤く染まります。

青色1号:歯磨き粉に配合できる青色の色素です。水溶性の色素で、青系、緑系の歯磨き粉に入っている可能性が高い成分です。

ミエルカチェックの特徴

ミエルカチェックの特徴は、法定色素によって汚れを見える化することができ、楽しくブラッシングができること。

キレイに磨けることにあります。

夜はフッ素入りの歯磨き粉で、しっかりと虫歯ケアをした方が良いので、朝や昼に使ってみるのをおすすめします。

また、大人のかたもしっかりとブラッシングができているのか確認するためにも、一度は試してはいかがでしょうか?

液体でグチュグチュして手軽に染め出しできるタイプもありますので、歯磨き以外で歯垢が残っているか確認したいかたにおすすめです。