薬用ピュオーラ洗口液を徹底解析!どんな人におすすめ?

こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!

みなさんは薬用ピュオーラ洗口液を知っていますか??

清浄剤として配合しているエリスリトールが菌のかたまりを分散しやすくし、殺菌効果のある塩化セチルピリジニウムがお口の中の菌をやっつけてくれます。

菌は「お口のねばつき」、「口臭」、「歯周病」の原因となります。

そのため、悪い菌を減らすことは健康なお口を維持するうえでとても重要です。

この記事では、そんな薬用ピュオーラ洗口液の成分や特徴、どんなかたにおすすめかまとめています。

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薬用ピュオーラ洗口液とは

薬用ピュオーラ洗口液は、花王株式会社が販売している口内環境を清浄化することを目的に開発された製品となります。

名前の由来はpure(清浄な)+oral(口内環境)となっています。

ピュオーラシリーズの特徴は、高配合のエリスリトール(清浄剤)が歯垢や舌苔といった菌のかたまりを分散しやすくします。

菌は歯周病、虫歯、口臭、お口のねばつきなどの原因の1つです。

その菌を落としやすくする効果があるという訳です。

また、薬用成分として配合されている塩化セチルピリジニウムは、殺菌作用があります。

塩化セチルピリジニウムはカチオン(プラスの電荷を帯びている)であり、菌の表面はアニオン(マイナスの電荷を帯びている)となっています。

そのため、静電気的に引き寄せられ、菌の表面構造を破壊することで殺菌をします。

そのため、「お口のねばつき」、「口臭」、「歯周病」などをケアできます。

この薬用ピュオーラ洗口液は、アルコール(エタノール)が入っているものと入っていないものがあります。

❑ アルコール入り:クリーンミント

❑ アルコールなし:ライムミント

エタノールが入っているほうが、殺菌効果やサッパリ感があります。

ただ刺激もありますので、刺激に弱いかたや甘めの製品を使いたいかたはライムミントを選びましょう。

また、ヒドロキシエチルセルロースを配合しているため、とろみがあります。

薬用ピュオーラ洗口液の成分解説

それではそれぞれの成分を見ていきましょう!

基剤

精製水:いわゆる水ですね。医薬部外品では、精製水という成分名になります。実はこの精製水は、配合していても表示しなくて良いんです。

溶剤

エタノール:よくアルコールと呼ばれるのが、このエタノールです。配合量が多いとお酒っぽい味がします。さっぱり感を出したり、水に溶けなく、油に溶けるものを溶解する時に使います。

湿潤剤

ソルビット液:化粧品でよく使われているソルビトール。若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

マルチトール液:甘味と粘性のある液体で、糖アルコールという総称名があります。ソルビット液もこの糖アルコールとなります。

濃グリセリン:化粧品でよく使われているグリセリン。若干粘性のある液体で、甘みがあります。水と違って揮発しにくいため、歯磨き粉の潤いを保ちます。

清浄剤

エリスリトール:糖アルコールの一種で、甘みのある成分となります。とうもろこしを発酵して精製します。花王株式会社は、エリスリトールが細菌の集合体を分散させる効果を発見し、いくつもの製品に高配合しています。

可溶剤

ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:歯磨き粉で可溶化(油と水をなじませる)するために、よく配合される成分です。可溶化の性能がよく、油の分離を抑えてくれます。

香味剤

香料:歯磨き粉では、1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、薬用ピュオーラ洗口液では「クリーンミント」、「ライムミント」が使われてます。

スクラロース:少量でかなりの甘みが出る人工甘味料です。人工甘味料の中で雑味が少なく、良い甘みが出ます。

洗浄剤

グリセリン脂肪酸エステル:食品の乳化剤として代表的なもので、歯磨き粉にも使用することができます。泡立ちはほとんどなく、弱いですが可溶化することができます。

ショ糖脂肪酸エステル:ノニオン性の界面活性剤で、可溶化効果と若干の泡立ち効果があります。

粘度調整剤

ヒドロキシエチルセルロース:ノニオン性の粘結剤で、他成分の影響を受けにくい粘結剤となります。そのため他の粘結剤と比較して、塩に強かったり、温度の影響を受けづらかったりします。

pH調整剤

クエン酸ナトリウム:製剤のpHを調整するための原料で、クエン酸ナトリウム自体はpH8付近と、中性〜弱アルカリ性になります。

クエン酸:製剤のpHを調整するための原料で、クエン酸自体はpH2.3と酸性です。クエン酸ナトリウムと同時配合する場合、製剤のpHは6付近のことが多いです。

薬用成分

塩化セチルピリジニウム:カチオン系(プラスの電荷を帯びたもの)の界面活性剤で、菌の表面構造を壊すことで殺菌します。そこから、歯周病、口臭の予防に効果があります。

薬用ピュオーラ洗口液の特徴

薬用ピュオーラ洗口液の特徴は、エリスリトールと塩化セチルピリジニウムによる菌の分散と殺菌にあります。

菌は「お口のねばつき」、「口臭」、「歯周病」といった原因となります。

そのため、さまざまなケアが手頃にできるのが薬用ピュオーラ洗口液のメリットといえます。

薬用ピュオーラ洗口液は次のようなかたにおすすめです。

❑ 朝起きたらお口がねばつく。

❑ こまめにお口を清潔にしたい。

❑ 歯磨き粉と併用して、「お口のねばつき」、「口臭」、「歯周病」をしっかりケアしたい。