こんにちは!元オーラルケア製品開発者のしーか先生です!!
みなさんはアバンビーズグランという歯磨き粉を知っていますか??
アバンビーズシリーズは生きたWB2000乳酸菌を配合した歯磨き粉で、虫歯や口臭、歯周病に有効的です。
その中でもアバンビーズグランは、口臭、歯周病に有効的な成分をシリーズ史上最大濃度配合をしております。
この記事では、アバンビーズグランの成分や特徴、どんな人におすすかまとめています。
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アバンビーズグランとは
アバンビーズグランは、わかもと製薬株式会社が発売している乳酸菌入りの歯磨き粉となります。
乳酸菌自体が医薬部外品の歯磨き粉に入れるために前例が必要です。
前例とは、医薬部外品に入れれる成分はリストがあり、そのリストに載っていないものを配合するために、安全性や効果についてデータを取ったうえで国から使用の許可をもらうことです。
この前例を取得するのに安全性はもちろんのこと、配合目的の根拠も示す必要があります。
今回のラクトミン(生きたWB2000乳酸菌)は清掃剤で、歯垢を落とすデータが取れています。
そんな生きたWB2000乳酸菌を配合したアバンビーズグランは、シトラスミントの香味となります。
そもそもなぜ乳酸菌を歯磨き粉に配合しているのか分かりますか??
それは腸内フローラと関係があります。
菌は身体にとって良い菌(善玉菌)と悪い菌(悪玉菌)がいます。
腸内フローラは腸内の細菌や微生物の環境をまとめて指しており、善玉菌が多い方が腸にとって良いのです。
これはお口でも同じことが言え、お口の中の善玉菌が多いと口臭や歯周病に良い影響を与えます。
また、アバンビーズグランは、通常のアバンビーズには配合していない塩酸ピリドキシンを配合してます。
塩酸ピリドキシンはビタミンB6のことで、歯周病に効果的な成分となります。
そのため、アバンビーズより歯周病、口臭に対する効果が期待できます。
アバンビーズグランの成分解説
それではそれぞれの成分を見ていきましょう!
歯磨用リン酸水素カルシウム:リンカルと呼ばれる無水ケイ酸や炭酸カルシウムと同じ研磨剤・基剤となります。磨いたときにシャリシャリ感があり、磨き心地が良い成分です。
無水ケイ酸:保水力の高いシリカで、水分を保持することにより、歯磨き粉を固める事ができます。
1,3-ブチレングリコール:よくBGと呼ばれている化粧品にも使われている成分です。若干のとろみがあり、製剤に潤いを与えます。少し苦味があります。
無水エタノール:よくアルコールと呼ばれるのが、このエタノールです。配合量が多いとお酒っぽい味がします。さっぱり感を出したり、水に溶けなく、油に溶けるものを溶解する時に使います。エタノールの中でも、さらに水分をなくした純度の高いエタノールとなります。
ポリエチレングリコール600:平均分子量が600のポリエチレングリコールで、タバコのやに除去をパッケージに記載できます。実際には、あまりやに除去の効果はありません。
ゼオライト:その構造から、臭いなどを吸着してくれる成分となります。そのため、口臭予防の効果が期待できます。
フッ化ナトリウム:数ある成分の中でも、虫歯に対する予防効果がかなり高い成分です。アバンビーズでは900ppm前後と高濃度フッ素ではありません。
塩酸ピリドキシン:ビタミンB6のことで、歯茎の細胞を活性化することで、歯周病菌から守ります。塩酸ピリドキシンは低下しやすい成分のため、安定配合が難しい成分となります。
β-グリチルレチン酸:甘草由来の成分で甘みがあります。肥満細胞の遊離を防ぐことで、炎症を防ぎます。そこから、歯周病の予防効果が期待できます。グリチルリチン酸ジカリウムよりも、抗炎症効果が高いといわれています。
グリセリン脂肪酸エステル:食品の乳化剤として代表的なもので、歯磨き粉にも使用することができます。泡立ちはほとんどなく、弱いですが可溶化することができます。
ラウロイルメチルタウリンナトリウム:アニオン性界面活性剤で、泡立ちが良い成分です。ラウリル硫酸ナトリウムより若干泡立ちが細かいです。
キシリトール:ガムで有名な歯に良い甘味剤ですね。甘み自体はそこまでなく、イメージを良くするために配合することがあります。
サッカリンナトリウム:合成甘味料で、ごく少量で甘みを出す事が出来ます。昔は発がん性を疑われてましたが、完全に否定されています。
ヒドロキシプロピルセルロース:セルロースの誘導体で、増粘効果があります。特徴としましては、水が存在しなくても粘度を出せる点にあります。
香料:歯磨き粉では、1%まで配合できる香りづけする成分です。様々な香りがあり、アバンビーズグランでは「シトラスミント」が使われてます。
l-メントール:冷涼感のある成分で、1%まで配合できます。量が増えるほど辛くなります。
安息香酸ナトリウム:水溶性の成分であり、菌の増殖を抑制します。パラベン等と比較して刺激も少ないと言われています。
β-シクロデキストリン:環状構造をしたオリゴ糖で、歯磨き粉ではその環状構造から臭いの原因の吸着効果が期待できます。
ラクトミン(乳酸菌):この成分が生きたWB2000乳酸菌に当たります。乳酸菌は善玉菌と呼ばれ、お口の中でもプラスの働きをしてくれます。
チャ乾留液:チャノキから乾留(加熱して揮発したものを冷却して採取)して得られた液体で、口臭抑制効果が期待できます。
硬化油:大豆油やナタネ油などに水素をくっつけて、固体の脂肪にしたものです。歯磨き粉では、可溶化(油と水を混ぜる)の目的で配合します。
アバンビーズグランの特徴
アバンビーズグランの特徴は、清掃剤である生きたWB2000乳酸菌を配合していることです。
乳酸菌は、お口の中の良い菌を増やし、プラスの働きをしてくれます。
その他にも口臭の抑制データや汚れ落とし効果についてもエビデンスがあります。
また、歯周病に効果的なβ-グリチルレチン酸に加えて、塩酸ピリドキシンも配合し、より歯周病、口臭に効果的となっております。
そのためアバンビーズは次のようなかたにおすすめです。
❑ 虫歯や歯周病、口臭をケアしつつ、オーラルフローラを改善したい。
❑ 低発泡の歯磨き粉を使いたい。
❑ 歯ぐきからよく血が出る。
❑ 歯ぐきが腫れて痛い。
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